SIGNE

見る

「見えるようにする」という行為はたいへんむずかしく、
ぼくにはまだまだできていないと強く感じています。

うまく説明できないのですが、内面を見つめたとき、平面上
では一つのフレームのなかにあるように見えるものでも、
実際は奥行きのあるもので、それぞれの間には距離があったり
するでしょうか。

音楽にも奥行きがあるように、距離感をまだ自分自身が
視覚的にしっかりと把握できていないように感じています。

ぼく自身がそれぞれの距離感をもっと感じることができれば、
見えている景色も今より鮮明になり、ことばでつながる
ことも増え、伝達できることも増えてくると考えています。

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かくこと

ぼく自身が「かくこと」について考えると、すぐに思い浮かぶのは
5歳の頃から習っていた書道と、当時の父親の趣味に興味をもって
描き始めたレタリングです。レタリングは10歳頃から好きになりました。

当時を振り返ると、ただ純粋に文字のかたちに興味があったのだと
思います。かたちが変化すれば意味も変化していくことを感じて、
ことばの意味と自分がつくった文字のかたちの意味のズレのような
ものを楽しんでいたように思います。

大人になりことばのかたちを考えていく過程で、本当に心から楽しい
と感じられるのは、つながりを感じられた瞬間のわずかな時間だけ
だと思いますが、自分が美しいかたちを創り出していくためには、
ことばを純粋に楽しんでいたあの頃の感覚は大切なように感じています。

 

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ことばとデザイン

ぼくは長い間、ことばのことを考えてきました。
自身の深い場所にあることばをしっかり見つめて、さわってきたつもりです。

その場所には断片が収集され、分類されないまま放置されているものや、
自身の中で解体されたものが集まっている場所でもありますが、
そこには大きな可能性が詰まっているのです。

けれども、ぼくがさわってきたその感覚をことばだけで伝えることが
困難に感じています。ことばをつないで表現できたとしても、
その感覚は一部の人たちにしか伝わらないようにも思います。

ぼくがその場所で感じたことやさわった感覚を一番伝えたいのは、
これからことばを覚えていく子供たちでしょうか。

空間や場所をかたちにするのは大変なことですが、その表現は美しい
ものでなければなりません。美しいかたちを創るためにも、
ことばだけでなくデザインとも真摯に向き合っていきたいと思っています。

 

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Design Studio Eminiwai 立て看板

design-studio-eminiwai

 

当店舗の前の道は坂道ですので、上りの車の方にも視界に
入りやすくするために看板の脚を長めにしてあります。

地色はブラックチョコレート(こげ茶色)です。
文字はホワイトで、アクセントにオレンジを使いました。

看板ですので、見た方がすぐにわかるように英語だけでなく日本語も使い、
「看板制作」と描かずに「文字とデザイン」という表現にしました。

 

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